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CoreLogicのレポートによると、8月の米住宅価格は下落

記者 西原良三 報道

米国の平均不動産価格は、0.4%の下落を示した8月のCoreLogicのレポートによると、4ヶ月ぶりに下落しました。8月の住宅価格指数(HPI)も1年前と比較して4.4%の下落となっています。

また、CoreLogicは、不利な販売を除外した2010年8月と比較して、販売価格が0.7%低下したと報告しています。2011年7月と比較すると、平均価格は1.7%とさらに下がっています。

8月の平均価格上昇率が最も高かったのは、ウエストバージニア州(8.6%増)、ワイオミング州(3.6%増)、ノースダコタ州(3.5%増)、ニューヨーク州(3.2%増)、アラスカ州(2.2%増)の5州でした。これらの数字には、ディストレストセールが含まれています。

一方、平均販売価格の下落幅が最も大きかったのは、ネバダ州(12.4%減)、アリゾナ州(10.7%)、イリノイ州(9.6%)、ミネソタ州(7.8%)、ジョージア州(7.2%)の5州でした。

CoreLogicのチーフ・エコノミストであるMark Fleming氏は、秋の始まりは伝統的に販売活動の低下を意味することを考えると、このような価格の下落は予想されると述べています。「伝統的に、夏の終わりは冬に向けて住宅市場の下落が始まる時期であり、特に二番底の景気後退に対する高水準ネガティブ・エクイティとシャドー・インベントリーの持続性を考えると、前月比では小幅な下落が予想されます。引き続き明るいのは、1年前に比べて微減にとどまり、相対的な強さを示し続けている部分です。」と彼が述べました。

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