記者 ジュビリーエース 報道
ペイメント業界大手のMastercardは、中央銀行が中央銀行デジタル通貨(CBDC)の実際のユースケースをテストできるプラットフォームを立ち上げました。
Mastercardは水曜日、CBDCの発行と流通、銀行と金融サービスプロバイダー間のCBDC取引、CBDCを利用したエンドユーザーが日常の商品やサービスを購入する際のシミュレーションを行うCBDCの仮想テスト環境を正式に発表しました。
Mastercardは声明を発表し、今回の合意により金融機関はCBDCの実行可能性を理解し、国や地域レベルでの発行を含めた新たなユースケースを模索できるようになるとしています。
金融機関は、CBDCと決済カードなどの既存の決済チャネルとの適合性をさらに評価することができます。
また、Mastercardは、CBDCに関する技術スタックを分析・比較するツールも提供しています。
Mastercardは多くの国の中央銀行と協力し、銀行やテクノロジー企業などの事業体にプラットフォームの利用を呼びかけていると、Mastercardのエグゼクティブ・バイス・プレジデントであるRaj Dhamodharan氏はForbesのインタビューで語りました。
MastercardはFacebookのLibra協会の創設メンバーであり、中央銀行がデジタル通貨を真剣に見ようとするきっかけとなり、Libraのコンプライアンスやビジネスモデルへの懸念が高まる中、Visaとともに10月にLibra協会から脱退しました。
VisaはCoinbaseと提携して決済カードを発売し、7月にはデジタル通貨やブロックチェーンへの対応を強化し、顧客の人気を高めていくと述べています。
記者 ジュビリーエース 報道